正確でスマート、効率的な3Dモデル再構築ソフト

DJI TERRA

進めよう、世界のデジタル化

DJI TERRA / MAPPING SOFTWARE

撮影データを、使える成果物へ。

DJI Terraは、可視光画像・LiDAR・マルチスペクトルデータを処理する3Dモデリングソフトウェア。3Dガウススプラッティング、写真測量、点群再構築をひとつの流れにつなぎ、取得したデータを測量・点検・農業の現場で活用できる成果物へ変えます。

CORE CAPABILITIES

ひとつのソフトで、複数の現場へ。

ガウススプラッティング

01

ガウススプラッティング

写真から、質感まで伝わる3Dモデルへ。

写真測量

02

写真測量

2Dマップ、3Dモデル、点群を高精度に。

農林業向け解析

03

農林業向け解析

NDVI・NDREなど、植生を読み解く。

大規模再構築

04

大規模再構築

複数の計算機を使い、広域データを効率的に。

公式機能プレビュー

3Dガウススプラッティング

LiDAR再構築

01 / 3D GAUSSIAN SPLATTING

フォトリアリスティックなガウススプラッティング

写真から質感豊かな3Dモデルを生成。文化遺産、建築、街区、景観などを立体的に記録し、測量から共有・可視化まで活用できます。

写真レベルの3Dモデル

細かな構造や植生に加え、従来の可視光写真測量では難しかった透明・反射物の表現も改善します。見た目の自然さを高めるだけでなく、歪みを抑えたオルソ画像も作成でき、景観・建築・文化財など、忠実な再現が必要な現場で役立ちます。

大規模シーンでも処理を効率化

DJIの公表例では、約500枚の写真を1時間で処理し、単一ブロックを約30~40分で再構築します。1万枚以上の画像を用いる条件では、Terraの従来メッシュ再構築と比べて最大2倍の処理効率を示しています。実際の時間は機材・画像品質・設定により変わります。

街区から都市規模まで

ガウススプラッティングは複雑な市街地や工業団地にも対応します。公式の試験条件では、利用可能なRAM 1 GBにつき約300~400枚を扱い、1タスクで最大3万枚の写真を処理できます。都市のデジタル化やインフラ管理に使える立体データを、広い範囲で整備できます。

導入しやすいPC要件

公式のTerra 5.0.0動作条件は、64ビット版Windows 10以降、32 GBのRAM、4 GB以上のGPUメモリを備えたNVIDIA製GPUです。ハイエンド専用機が必須ではないため、既存のワークステーションを生かしながら高度な3D再構築を始められます。GPUの計算能力など、詳細条件は導入前に確認してください。

成果物を他の環境へ

PLYとB3DM(3Dタイル)など、一般的な3Dガウススプラッティング形式で出力できます。測量・地図作成ソフト、ゲームエンジン、映像制作ツールなどとデータを受け渡しやすく、作成したモデルを可視化だけで終わらせず、用途に合わせて再利用できます。

02 / PHOTOGRAMMETRY

信頼できる高精度のフォトグラメトリー

可視光の撮影データから2D・3Dの成果物を作成。現場の規模と精度要求に応じて、解像度、測位、処理方法を選べます。

2D・3Dの成果物を一度に

写真から3Dメッシュ、点群、オルソ画像、デジタル表面モデル(DSM)を再構築します。3Dモデルのメッシュ密度や2Dマップの解像度を調整でき、測量・設計・GISなど後工程に合わせた出力形式を選択できます。現場記録を単なる写真から扱いやすい空間データに変えます。

1:500測図を支える精度

RTKモジュール搭載のDJI測量機で取得した位置情報とTerraの再構築処理を組み合わせ、条件に合う場合は地上標定点を設けずにセンチメートル級の精度を目指せます。Matrice 4E向けの精度向上機能も用意され、地形図作成や工事測量など、精度が求められる作業に対応します。

現場確認から大規模処理まで

小規模な案件では現場で成果をすばやく確認できます。DJIの試験では、3万枚の写真による3D再構築は単独ワークステーションで3日以内、クラスター環境で約21時間。5,000枚の2D再構築は単独機で2時間未満、クラスターで約80分でした。いずれも撮影・PC条件に依存する参考値です。

03 / LiDAR

LiDAR再構築で、複雑な現場を捉える

Zenmuse LiDARと可視光データを合わせて処理。形状、位置、質感を相互に補い、測量から点検まで活用できます。

点群・地図・メッシュを融合

一度のZenmuse LiDARによる取得から、高精度の点群、2Dマップ、3Dメッシュを作成できます。可視光画像と組み合わせることで、橋梁や変電所のような複雑な構造物でも形状の欠落を抑え、細部を把握しやすくします。電力、道路、公共インフラの記録・点検に適した成果物です。

測量に求められる位置精度

RTKとPPKによる測位情報を用いて点群を処理し、条件に応じて地上標定点なしでセンチメートル級の成果を得られます。地図作成や変状監視の基礎となる位置データを整え、現場の取得方法に合わせて後処理を選べます。精度は測位・飛行・解析条件によって異なります。

点検ルートの計画にも活用

ローカルの3Dモデルや点群、対応する外部点群上で指定した点から、ウェイポイントと飛行経路を生成できます。画面上で仮想カメラの見え方を確認しながら撮影位置を調整でき、点検計画の作成を支援します。Matrice 4T/4TDにも対応し、施設点検などの運用範囲を広げます。

広域の点群データを処理

LiDARの大量データにも対応します。DJIの例では、32 GB RAM搭載PCで最大120 GBの点群を扱い、Zenmuse L2による約10 km²相当の測量データを処理しています。さらに都市規模の案件には128 GB RAMのワークステーションを想定。処理可能量は点密度やデータ構成で変わります。

04 / AGRICULTURE

農林業向けマルチスペクトル再構築

作物の状態を面として捉え、農地管理から散布計画までつなげます。

NDVI・NDREなどの植生指標

Mavic 3 MultispectralやPhantom 4 Multispectralのデータから、NDVI・NDREを含む植生指標マップを生成します。圃場の生育差や作物の健康状態を把握しやすくなり、調査地点の選定や管理判断に役立ちます。放射補正を使った反射率マップも作成でき、リモートセンシングの分析にも対応します。

DJI Agras向けの農業マップ

可視光またはマルチスペクトル画像を使い、農地・果樹園向けの2Dマップを作成できます。作物の種類を選ぶと、DJI Agrasで利用する飛行ルートの計画につながります。可変レート散布の処方地図も生成でき、必要な場所に必要な量を散布する運用を支援します。

05 / CLUSTER RECONSTRUCTION

大規模データをクラスターで効率処理

複数のGPU・処理ノードを協調させ、単独PCの限界を超える広域再構築に対応します。

都市規模のデータに対応

大量の航空写真をノードに分散し、広範囲の3Dモデル作成を進めます。DJIの条件付き試験では、利用可能なRAM 1 GBあたり約6,000枚の写真を処理できました。都市のデジタル化や広域航空測量など、データが増え続ける現場でも処理能力を拡張できます。

複数機で処理時間を短縮

公式の別のテストでは、5台の高性能ノードを用い、3万枚の写真を使った高解像度3D再構築を約21時間で完了しています。案件の規模に合わせてノード数を選べるため、納期と作業量に応じた構成が可能です。実際の速度は画像の重複率、シーンの複雑さ、PC構成に左右されます。

06 / INTEGRATED WORKFLOW

取得から編集・共有まで、DJIでつながる

ドローン、ペイロード、再構築ソフト、編集・閲覧ツールをつなぎ、航空測量の工程を一本化します。

現場に合わせた機体・ペイロード

TerraはMatrice 4E、Matrice 400、Zenmuse P1、Zenmuse L3、D-RTK 3などと組み合わせられます。可視光写真測量とLiDAR測量のどちらにも対応し、必要な精度、地形、構造物、運用規模に合わせて機材を選べます。取得から解析までDJI製品間でデータを受け渡せることが強みです。

DJI Modifyでモデルを仕上げる

Terraの再構築結果をDJI Modifyへ渡し、3Dメッシュや点群を後編集できます。点群の平滑化、ノイズ低減、間引き、分類に加え、地形の成果物作成にも対応します。GIS・CADなどの業務ソフトに取り込む前に、使いやすい形へ整える工程までDJIのワークフロー内で進められます。

DJI Realityで確認・提示

Terraで作成したメッシュ、3Dガウススプラッティング、点群をDJI Realityで可視化できます。関係者への成果説明や現場のレビューに使え、再構築から最終的な共有までつながります。導入形態やライセンス条件は公式の最新案内を確認してください。

07 / MORE CAPABILITIES

測量の信頼性を支える追加機能

再構築の後も、位置の検証、座標の整合、計測と報告までを支援します。

PPKで測位情報を補正

可視光画像のローカルPPKとLiDARのPPK処理に対応します。RTKを安定して利用しにくい場所でも、後処理で位置情報を整え、高精度な航空測量を支援します。クラウド型PPKには地域・通信条件による制限があるため、国内の運用では対応範囲を確認する必要があります。

標定点とチェックポイント

可視光データの再構築では、標定点(GCP)とチェックポイントを読み込んで位置を示し、モデルや点群の精度を補正・検証できます。半自動で該当点を認識する機能が、手作業のマーキングを軽減します。作成後の成果物を検証するポイントを分けて管理できるため、品質確認にも役立ちます。

地域の座標系に合わせる

8,500以上の座標系を備え、地域の座標系、7パラメータ変換、PRJファイルの読み込みに対応します。位置に基づく推奨機能も用意され、出力先の地図・設計環境に合わせたデータ作成を支援します。測量成果を異なるシステムに渡すときも、座標の整合を確認しやすくなります。

モデル上で注釈・計測

点、線、面積、体積をモデル上で測定できます。3Dモデルの位置を選ぶと対応するカメラ位置と元画像を確認でき、立体形状と撮影時の現場情報を行き来しながら検査できます。測量、設計、維持管理の各段階に合わせて結果を出力し、現場確認や報告に利用できます。

08 / APPLICATIONS

取り巻く世界をデジタル化

公式が示す幅広い活用領域。測量・安全管理からクリエイティブ制作まで、同じ再構築技術を現場の目的に合わせて使えます。

測量とマップ作成

地形図や現況モデルを作り、計画・設計・進捗確認に活用。

公共安全

災害・事故の状況を立体的に記録し、関係者への共有を支援。

電気事業

送電設備や変電所の形状を把握し、点検計画に役立てる。

石油と天然ガス

広い設備の現況をデジタル化し、調査・維持管理に利用。

水源保護

流域や周辺地形を可視化し、変化を継続的に確認。

道路・橋梁

構造物とその周辺を記録し、点検や補修計画の資料へ。

ゲーム

現実の街並みや風景をデジタル素材として制作に活用。

フィルム&テレビ

ロケ地や文化財の形状・質感を映像制作の素材に。

09 / LICENSE PLANS

Terraライセンスプランを比較

公式の比較表に基づく4つのプランです。必要な再構築機能、使用端末数、認証方法、利用期間から選べます。購入前に最新の機能一覧と利用規約を確認してください。

農業版

圃場・果樹園の地図作成を中心に。

利用可能:農業向け処理、農地/果樹の2D地図、2Dマルチスペクトル再構築。
対象外:市街地の2D再構築、3Dモデル、LiDAR、地形結果、3DGS、電気事業向け機能、クラスター処理。

端末3台/オンライン認証/有効期間1年

標準版

一般的な測量・3D再構築まで。

利用可能:農業向け処理、2D地図、マルチスペクトル、3Dモデル、LiDAR点群、地形結果、クラスター処理。
対象外:3Dガウススプラッティング、電気事業向け機能。

端末1台/オンライン・オフライン認証/1年または永久

フラッグシップ版

Terraの機能を幅広く利用。

利用可能:標準版の機能に加え、3Dガウススプラッティングと電気事業向け機能を含む、公式比較表の全機能。広域案件や高度な点検・可視化を含む用途に。

端末1台/オンライン・オフライン認証/1年または永久

教育版

教育・研究機関向けの構成。

利用可能:公式比較表にある農業・2D/3D・LiDAR・3DGS・クラスター機能。
制限:写真500枚を超える再構築は対象外。機関での利用条件は公式案内を確認してください。

端末10台/オンライン認証/永久

※「永久」は公式の利用規約に基づくライセンス種別です。オフライン認証では一部のオンライン機能が使えません。教育版は写真枚数制限があります。価格・提供条件・対応機能はDJIの最新案内を優先してください。

READY TO MAP?

Terraで、現場のデータを次の判断へ。

ソフトウェアの導入相談、対応機材、ライセンスの選び方を確認できます。まずは公式のダウンロードとFAQをご覧ください。

無料トライアルと購入相談

DJI公式の試用申請では、期間は1か月。再構築できる写真は500枚まで、LiDARデータは8 GBまでです。認証された1台のPCで使用し、別のPCには移せません。最新のTerraとインターネット接続が必要で、申請は原則1回です。届いたアクティベーションコードは3日以内に有効化してください。Terra 5.0.0より前に試用した方も、ガウススプラッティング体験のために再申請できる旨が公式に案内されています。

標準版・フラッグシップ版の導入はDJI正規販売店へ相談できます。試用申請や購入問い合わせの送信先はDJI公式フォームです。

公表値の測定条件について

掲載した処理速度はDJIが特定の撮影データとPCで測った参考値です。例として、3DGSの大規模比較はZenmuse P1で撮影した約1.4万枚、Core i9-12900K・RTX 3080 Ti・128 GB RAMの構成で評価されています。約500枚/時の例はMatrice 4Eの写真を64 GB RAM搭載ワークステーションで処理したものです。

写真測量の大規模処理例はMatrice 4Eの写真を128 GB RAM環境で処理しています。クラスター測定はノード数、撮影条件、画像の前方・側方重複率で変わります。LiDARの120 GB処理例はZenmuse L2のデータを基準としたものです。実運用の速度・処理規模・精度はPC性能、データ品質、現場条件によって異なります。

クラウドPPKは公式注記で中国本土のネットワーク環境に限定されています。教育版の500枚制限やライセンス条件、対応機体と機能の変更は、導入時にDJI公式の最新資料をご確認ください。