PRECISION / RANGE / WORKFLOW
ひとつの機器で、測位と運用の幅を広げる。
D-RTK 3多機能ステーションは、5つの主要衛星システム・19周波数ポイントに対応。高性能アンテナと複数のデータ伝送リンクを備え、ベースステーション、リレーステーション、ローバーステーションとして活用できます。ドローンの高精度測位から通信範囲の拡張、地上基準点の計測まで、現場に応じた構成を選べます。
3 MODES
ベース・リレー・ローバー
5 SYSTEMS
主要GNSS / 19周波数ポイント
IP67
多機能ステーション本体
最大10時間
ローバーモード・常温時
THREE OPERATING MODES
現場に合わせて、3つの使い方。
測位の基準点を提供する、電波の届きにくい現場をつなぐ、地上基準点を測る。1台のD-RTK 3で運用目的に合わせて切り替えられます。
01 / BROADCAST
ベースステーション
複数の対応機体へRTK補正情報を同時に配信。Matrice 400との組み合わせでは、障害物・干渉のない条件で日本規格上の最大伝送距離は20 km。測量や点検の基準点として、安定した高精度運用を支えます。
02 / RELAY
リレーステーション
高所に設置して機体と送信機・Dock間の通信を中継。遮蔽物のある現場で運用範囲を広げます。Matrice 4シリーズでは障害物と信号品質の確認にも対応。5 GHz帯の利用可否など、地域の規制・対応機種を確認して構成します。
03 / ROVER
ローバーステーション
地上基準点の座標取得と傾斜計測を支援。DJI Enterpriseアプリと組み合わせ、基準点の計測・座標変換・DJI Terraへのデータ受け渡しまでを一連の流れにできます。
※ 通信距離や利用可能な周波数・機能は地域、機体、ファームウェア、設置環境により異なります。導入前に運用条件を確認します。
04 / FIXED RELAY
Dock 3の遠隔運用を、さらに遠くへ。
D-RTK 3固定設置版は、DJI Dock 3の中継拠点として使える設計です。高所など見通しの良い場所に設置して通信環境を整え、ネットワークを介して遠隔管理できます。外部PoE給電、IP67の防塵・防水性能、−30~55℃の動作温度、雷サージへの保護に対応します。導入時は地域の電波条件・設置環境・対応機体を確認します。
※ 固定設置版は通常のD-RTK 3とは構成・用途が異なります。
05 / POSITIONING
測位の信頼性を支える、5衛星系・19周波数。
GPS、Galileo、BeiDou、GLONASS、QZSSに対応。基準局としてドローンへ補正情報を送信し、測量の基準点取得や高精度な飛行を支えます。
PPPによる基準局の位置決め
衛星から受信した補正情報を利用し、通信回線がない場所でも基準局座標を求められます。測位までの時間や精度は受信環境に依存します。
ネットワークRTKによる較正
ネットワークRTKサービスを使って基準局座標を取得できます。公式仕様の較正精度は水平1.0 cm+1 ppm、垂直3.0 cm+1 ppmです。
06 / SURVEY WORKFLOW
現場の測点から、成果データまで。
ローバーモードではD-RTK 3を測点観測に使用。DJI EnterpriseアプリでGCPを記録し、座標変換したデータをDJI Terraに読み込むまで、ひとつの流れで扱えます。
01
GCPを記録
測量ポールと組み合わせ、写真測量の地上基準点を現場で取得。傾斜測量にも対応します。
02
座標を変換
DJI Enterpriseアプリで測点データを確認し、作業に必要な座標系へ変換します。
03
DJI Terraへ
記録した測点データをDJI Terraへ読み込み、写真測量・点群の処理工程へつなぎます。
07 / PPK
電波環境に左右されにくい、後処理測位。
リアルタイム補正が難しい現場では、D-RTK 3の観測データと対応機体の撮影データを後処理で組み合わせるPPKワークフローが役立ちます。Matrice 4Eで取得したデータは、対応するDJI Terra(4.4以降)でローカルPPK処理が可能です。対応条件は作業前に確認してください。
08 / KEY SPECIFICATIONS
現場で確認したい主な仕様。
モードや気温、補正方法で性能は変わります。下記はD-RTK 3多機能ステーションの公式公称値です。
GNSS
GPS / BeiDou / Galileo / GLONASS / QZSS。5衛星系、19周波数に対応。
測量精度
ローバーのRTK固定測量:水平0.8 cm+1 ppm、垂直1.5 cm+1 ppm(良好な測位条件)。
通信
O4 Enterprise。基準局とMatrice 400間は日本規格で最大20 km、その他の対応機体は最大8 km(遮蔽物・干渉なし)。
稼働時間
通常温度で基準局7時間、ローバー10時間、中継局4時間。低温時は短くなる場合があります。
本体・耐環境
約1.26 kg。アンテナを除き163 × 89 mm。IP67。動作温度−20~55℃。
バッテリー
6,500 mAh / 46.8 Wh。USB-C給電、USB PD 3.0対応アダプターを使用。
※ 数値はDJI公式仕様に基づきます。通信距離は片道の最大値で、実際の運用距離を保証するものではありません。IP等級は管理環境下の試験値です。中継モードは使用可能な周波数・地域・対応機体を必ず確認してください。
09 / COMPATIBILITY
対応機体と、導入前の確認。
Matrice 400、Matrice 4シリーズ、Matrice 4Dシリーズ、Matrice 350/300 RTK、Matrice 30シリーズ、Mavic 3 Enterpriseシリーズなど、幅広いDJI産業機と連携します。ただし利用できるモードや機能は機体・送信機・ファームウェアで異なります。Dock 3向け固定設置版はMatrice 4Dシリーズと組み合わせます。
中継モードの利用は5 GHz帯の使用条件と地域の規制に依存します。日本向けの導入可否や設置位置は、機体構成と現場条件に合わせて確認します。
公式の対応情報を確認D-RTK 3 / DEPLOYMENT SUPPORT
現場に合う運用構成を、いっしょに。
基準局、通信中継、測点取得。必要なモードと対応機体、設置場所、データ処理の流れを確認し、導入計画をご案内します。