XGRIDS / HIGH PRECISION SPATIAL SCANNER

Lixel L3

精度とフォトリアリズムの融合

実測5 mmの後処理相対精度と4K HDRの色再現を、一度のスキャンに。トゥルーカラー点群・テクスチャ付きメッシュ・3DGSを生成し、測量、建築、デジタルツイン、映像制作に活用できるフラッグシップ空間スキャナーです。

5 mm

後処理相対精度¹

120 m

最大測距距離

640,000

最大点群レート / 秒

4K HDR

トゥルーカラービジョン²

3形式

点群・メッシュ・3DGS

01 / ONE INTEGRATED SYSTEM

高精度センシングを1台に統合

LiDAR、ビジョン、RTK、IMU、ディスプレイを1台にまとめ、形状・色・位置情報を同じ現場作業で取得します。

Lixel L3の製品内部構造 Lixel L3のパノラマビジョンシステム

高精度LiDAR

最大120 mの測距距離と最大64万点/秒の取得レート。16/32チャンネル構成を選べます。

トゥルーカラー撮像

1/1.3インチCMOSと4K HDRで、明部から暗部まで素材の表情を捉えます。

その場で確認

4.3インチ・最大1,000 nitの画面で点群や計測範囲を確認できます。

内蔵RTK

マルチ周波数GNSSに対応。仕様上の水平精度は0.8 cm+1 ppm、鉛直精度は1.5 cm+1 ppmです。

高精度IMU

RTK融合時0.005°、非融合時0.02°の水平度を公称。姿勢と動きを連続的に把握します。

02 / MEASURABLE ACCURACY

SLAMにおける新たな精度基準

後処理点群は指定された試験環境で5 mmの相対精度を検証。実測値と照合できるデータとして、建物の寸法確認やエンジニアリングの判断に使えます。絶対精度は良好なGNSS条件下で水平・鉛直ともに2 cm(RMSE)です。

5 mm

後処理相対精度¹

2 cm

絶対精度⁴

≤5 mm

点群の厚さ⁶

0.005°

RTK融合時の水平度⁵

¹ 約500 m²の指定屋内試験環境で、トータルステーションによる基準距離と比較したP68(約1σ)の値。実際の精度は環境・経路により異なります。

精度検証ホワイトペーパー

03 / TRUE-COLOR IMAGING

空間を忠実に再現する色彩

1/1.3インチCMOSと4K HDRのビジョンシステムが、色・階調・素材の微細な違いを記録。照明条件が厳しい現場でも、成果物を理解しやすい表現に仕上げます。

Lixel L3の1/1.3インチCMOSカメラ

1/1.3″ CMOS
4K HDR

測定に必要な形状精度と、現場の状態が伝わる色再現を両立します。

正確な構造、忠実な色

正確な構造、忠実な色

高精度ジオメトリと画像を統合。点群上でも対象物や素材を識別しやすく、測定からレビューまで同じデータを共有できます。

ハイライトとシャドウ

ハイライトとシャドウ

4K HDRは明るい面の白飛びと暗部の情報損失を抑え、シーン全体の階調を自然に保ちます。

低照度でも鮮明

低照度でも鮮明

暗い環境でもノイズや色ずれを抑え、後処理に送る点群を読みやすくします。

必要な領域を強調

必要な領域を強調

重要箇所を選んで局所的にディテールを高め、再構築時間とファイルサイズのバランスをとれます。

LOW LIGHT COLOR

低照度でも色と形を残す

屋内や夕方など明暗差のある場所でも、トゥルーカラーのカメラとLiDARを組み合わせて形状・色を記録します。仕上げ材や設備の違いを点群上で読み取りやすくし、現況確認や映像制作に使えるデータにつなげます。

04 / ONE SCAN, THREE OUTPUTS

一度のスキャンから、三つの成果物

同じ取得データから点群、メッシュ、3Dガウシアン・スプラッティングを生成。計測・CAD/BIM・デジタルツイン・バーチャルプロダクションまで、現場の再訪なしに複数の用途へ展開できます。

トゥルーカラー点群

正確な形状に自然な色彩を重ね、計測や図面化、現場レビューを進めやすくします。

テクスチャ付きメッシュ

画像情報から素材表面と構造ラインを再現。3Dモデルやデジタル資産の基盤に。

3DGS / Lixel CyberColor

LCC技術で色・階調・空間ディテールをフォトリアルに再現し、デジタルツインや映像制作へ。

05 / RELIABLE IN THE FIELD

条件が厳しい現場でも、計測を止めない

GNSSの遮蔽、単調な形状、長距離の連続計測。統合RTKとマルチセンサーSLAMがドリフトや点群の重なりを抑え、使えるデータを現場で取得する設計です。

都市の高層環境

衛星信号が遮蔽・反射する場所でも軌道と位置を継続的に最適化し、長距離の計測をつなぎます。

特徴の乏しい空間

特徴の乏しい空間

トンネルや共同溝、長い通路のような繰り返し形状でも、点群の連続性と構造整合を維持します。

水辺の現場

水辺の現場

反射水面が混じる橋梁・海岸線でも周囲の形状を捉え、データ欠落や再訪のリスクを抑えます。

LOW-FEATURE SPACE

特徴の少ないトンネルでも軌跡をつなぐ

地下通路やトンネルではGNSSが届かず、似た形状が続くため位置推定が難しくなります。L3はLiDAR・ビジョン・IMUを組み合わせたMulti-SLAMで計測経路を追い、連続した点群づくりを支えます。

WATERSIDE

橋梁・水辺の複雑な形状を確認

水面付近は反射や遮蔽が多く、欠けが生じやすい現場です。橋梁の構造物、護岸、周辺地形を歩いて捉え、現場の取得状態を確認しながら不足箇所を補えます。

06 / READY AT THE END OF THE SCAN

スキャン終了時に、すぐ使える点群へ

Multi-SLAMが計測中にトゥルーカラー点群を生成。視覚支援による位置推定と動的オブジェクトの除去によって、現場で品質を確認しながら進められます。

1 cm

リアルタイム相対精度⁷

2.5 cm

リアルタイム絶対精度⁸

WGS84 / CGCS2000

リアルタイム座標変換

広い現場でも形状のつながりを維持

計測中の軌道と姿勢を補正し、点群のドリフトやレイヤリングを抑制。大規模シーンでの再位置合わせや再計測を減らします。

動く人や車両をリアルタイムで除去

AIが移動物体やノイズを識別して除外。点群のゴーストや不要なデータを減らし、処理・計測・納品までを速めます。

移動物体フィルタ適用前の点群

フィルタ前

移動物体フィルタ適用後の点群

フィルタ後

07 / FIELD WORKFLOW

現場作業を、一歩ずつ確実に

画面上のガイダンスと扱いやすいハードウェアが、計測開始からデータ確認までを支援します。必要な場面ではポール運用や基準点の取得にも対応します。

サポートリグ

サポートリグ

長時間の現場作業を支えるストラップ付きの運用スタイル。

統合画面

統合画面

点群、軌跡、計測範囲を4.3インチ画面で確認。スマートフォンは不要です。

測量ポール互換

測量ポール互換

標準的なRTKポールに取り付け、既存の測量動線へ組み込めます。

基準点の収集

基準点の収集

ポールから直接ポイントをマーキングし、後の測量・処理に利用します。

クイックスワップ

クイックスワップ

マガジン式バッテリーを短時間で交換し、計測を継続できます。

08 / LIXELSTUDIO

柔軟で効率的なデータ処理

取得した複数ルートの統合から成果物の再構築まで、LixelStudioがサポート。現場条件と納品要件に応じて、基準点を使う方法と使わない方法を選べます。

基準点不要のマップ融合

領域を選んで複数セッションをマッチング。基準点を事前配置しない現場でも、柔軟にデータを統合できます。

自動プライバシー保護

点群や成果物に写り込む顔・ナンバープレートを検出してぼかし、共有や納品に向けた処理を支援します。

09 / FROM SPATIAL DATA TO DELIVERY

空間データを、現場の成果へ

L3の点群・メッシュ・3DGSは、業務で使用するソフトウェアや制作環境に接続できます。計測データを視覚化と実務の両方で活かすための基盤です。

01 / APPLICATION

測量・AEC/BIM

建物・施設の現況計測からScan-to-BIM、改修、竣工記録へ。正確な点群をCAD・BIMで活用します。

建物計測 / Scan-to-BIM / 竣工記録

02 / APPLICATION

映画・エンターテインメント

3DGSをLCC Plugin for UEからUnreal Engineへ。現実のロケーションをプリビズやバーチャルプロダクションに取り込みます。

ロケハン / プリビズ / バーチャルプロダクション

03 / APPLICATION

デジタルツイン

キャンパス、プラント、大規模施設の空間ベースレイヤーを構築し、設備管理や遠隔での協働に活かします。

設備記録 / 資産管理 / 遠隔協働

TECHNICAL SPECIFICATIONS

Lixel L3 の技術仕様

関連する仕様を4つのグループにまとめました。グループ名を選ぶと詳細が開きます。数値はXGRIDS公式の公開資料に基づきます。

01 本体・運用

本体・通信

16チャンネル/32チャンネル構成。外形 206 × 107 × 329 mm、質量 約2.5 kg(バッテリー含む)、消費電力 30 W未満。1 TB UFS ストレージ、USB 3.1 Gen 2、RTK GNSS内蔵。Wi‑Fi 2.4/5 GHz(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 2.1~5.2。アルミニウム合金製。

動作環境

動作温度 −20~50 ℃。防塵・防滴等級 IP54。現場での長時間スキャンに対応します。

バッテリー・駆動

バッテリーは 14.4 V・3,350 mAh。連続動作時間の目安は約100分です。温度や運用条件により変わります。

ディスプレイ

4.3インチ TFT ディスプレイ。解像度 480 × 800、最大輝度 1,000 nit。現場で点群や撮影状況を確認できます。

02 測位・センシング

GNSS・RTK

対応衛星:BDS、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、IRNSS、SBAS。RTK測位精度は水平 0.8 cm + 1 ppm、垂直 1.5 cm + 1 ppm。アンテナは右旋円偏波、360°カバレッジ、最大利得 4.0 dBi、軸比 ≤3 dB、VSWR ≤2.0、インピーダンス 50 Ω。

LiDAR センサー

レーザークラス 1、波長 905 nm。測距範囲 0.7~120 m。視野角 360° × 270°。16チャンネルモデルは最大 32万点/秒、32チャンネルモデルは最大 64万点/秒の点群取得に対応します。

ビジョンシステム

フロントカメラ1基(視野角 100° × 75°)とパノラマカメラ2基(各 200° × 200°)。1/1.3インチ CMOS、最大 4096 × 3072、ローリングシャッター、DCG HDR。4K HDRの撮像を点群の色付けと3D再構成に利用します。

計測精度

後処理後の相対精度は 5 mm(指定された約500 m²の室内試験、1σ)。点群厚み ≤5 mm。良好なGNSS環境下での絶対精度・繰り返し精度は水平/垂直とも 2 cm。リアルタイム点群の相対精度は 1 cm、絶対精度は水平/垂直 2.5 cm。水平姿勢精度は非融合時 0.02°、RTK融合時 0.005°。

03 リアルタイム・後処理

リアルタイム処理

スキャン中にトゥルーカラー点群を表示。ビジョン支援測位、AIによる移動物体除去とノイズフィルターで、現場で結果を確認しながら計測を進められます。WGS84とCGCS2000の座標変換に対応します。

本体画面での確認

スキャン品質の補助表示、POIパノラマのプレビュー、モデルプレビュー、簡易計測機能を搭載。取り漏れに気づいた時点で追加撮影できます。

後処理・LixelStudio

局所ディテールの強調、コントロールポイント不要のマップ統合、特徴の少ない環境での安定マッピング、PPK、AIプライバシー処理に対応。点群・メッシュ・3D Gaussian Splatting(3DGS)、土量計算、マルチソースデータ統合などの処理を支援します。

04 データ形式・構成

出力形式

点群:LAS、RCP、E57、PLY、iLAS。画像:JPG。メッシュ:OSGB、OBJ。3DGS:LCC2、LCC、PLY。その他:3D Tiles(3TZ)、USD。ワークフローに応じたデータ形式を選べます。

同梱品・オプション

ベース、充電ハブ、キャリーケースが標準構成に含まれます。バックパックはオプションです。構成や販売内容は購入時にご確認ください。

※精度・測距・稼働時間などは試験条件により変化します。5 mmは指定条件下の後処理相対精度であり、あらゆる現場での保証値ではありません。最新の条件と機種別仕様はXGRIDS公式の技術仕様をご確認ください。

FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

導入前によくある質問

精度や成果物の違いを、現場での使い方に沿って整理しました。質問を選ぶと回答が開きます。

Lixel L3はどのような現場に向いていますか?

建築・土木の現況記録、BIMのための既存建物計測、施設管理、文化財、映像制作、デジタルツインなど、広い範囲を歩いて素早く三次元化したい現場に向いています。屋内外を連続してスキャンでき、点群・メッシュ・3DGSを目的に応じて使い分けられます。

「5 mm精度」はどのような数値ですか?

XGRIDSが指定した約500 m²の室内試験における、後処理後の相対精度(1σ)です。絶対座標の精度とは異なり、GNSS環境、スキャン経路、対象物の形状、後処理条件によって結果は変わります。要求精度が厳しい案件では試験計測をおすすめします。

Lixel K2などとの違いは何ですか?

L3はLiDAR・カメラ・GNSSを統合した高精度モデルで、16/32チャンネルを選べます。必要な測距、画質、成果物、予算、現場規模によって適した機種は異なります。下部の「機種比較・選び方」から用途別に比較できます。

GNSSが入りにくい屋内や複雑な場所でも使えますか?

LiDARとビジョン支援の測位を組み合わせ、屋内や特徴の少ない空間でもスキャンを継続しやすい設計です。ただし、長い直線通路や反復形状、暗所などでは経路設計や閉ループ計測が重要です。

1回のスキャンから何を作れますか?

取得した点群と画像を基に、カラー点群、メッシュ、3D Gaussian Splatting(3DGS)などを生成できます。成果物の形式はLAS、E57、RCP、OBJ、OSGB、LCC、3TZなどからワークフローに合わせて選べます。

リアルタイムの点群は現場で何に使えますか?

計測中に範囲や欠落を確認し、必要ならその場で追加スキャンできます。リアルタイム相対精度の公称値は1 cmです。最終成果物には後処理を行い、用途に必要な精度確認をしてください。

既存の測量・BIMソフトと連携できますか?

標準的な点群・メッシュ形式に書き出せるため、多くの三次元計測、CAD、BIM、GISのワークフローに取り込めます。使うソフトと求める座標系・形式を事前に確認してください。

スマートフォンがないと運用できませんか?

本体の4.3インチディスプレイでスキャン状態やモデルの確認ができます。処理やデータ管理にはLixelStudioなどを使用します。具体的な連携機能は導入構成に応じてご案内します。

FIND THE RIGHT SCANNER

どのLixelが、現場に合うか。

精度、撮影速度、成果物、運用環境から機種を比較できます。案件条件を伺い、計測からデータ活用まで一緒に検討します。

製品画像・映像・技術情報:XGRIDS 公式サイト / 公式技術仕様。掲載内容は公開情報を日本語で再構成しています。