REMOTE DRONE OPERATIONS

DJI Dock 4

いつも現場に、いつでも現場から。

25秒のバッテリー交換で、次の飛行までの待ち時間を極限まで短く。DJI初のバッテリー交換機能を搭載したドローンドックです。

導入・お見積もりの相談

出動・交換・再出動を、現場で止めない。

DJI Dock 4は、対応ドローンの離着陸・保管・バッテリー交換を担うドローンドックです。従来は充電を待つ必要があった飛行間の時間を、自動のバッテリー交換で短縮します。常時監視、緊急時の初動対応、定期巡回を、現地に操縦者を置かずに運用するための仕組みです。

DJI Matrice 5TD

Dock 4|現地の拠点

機体を格納し、バッテリー交換と離着陸を支援。内部に最大3本のバッテリーを格納し、空調と温度管理で充電を行います。

Matrice 5TD|現地の目

広角・中望遠・望遠の3つのカメラ、赤外線サーマルカメラ、レーザー距離計を搭載。点検・監視・測量を1台でこなします。

O4 グラウンドステーション|通信の要

Dock 4と必ず併用する通信機器。映像伝送とネットワーク接続を担い、建物の屋上など見通しの良い場所に設置します。

FlightHub 2|運用の司令塔

飛行計画、遠隔操作、ライブ映像、取得データの管理をクラウド上でまとめます。契約プランによって使える機能が異なります。

24時間365日の運用を支える設計ですが、連続飛行や無条件の無人運用を保証するものではありません。気象・通信・電源・飛行条件に応じた運用設計と、航空法に基づく許可・承認の確認が必要です。

25秒でバッテリーを交換。待ち時間を、数秒に。

DJI初のバッテリー交換機構を搭載。着陸から再離陸までを短く抑え、緊急対応のような途切れさせたくない任務でも、空からの確認をつなぎます。

25秒

バッテリー交換時間。ドックのカバーが完全に閉じてから交換完了までの試験値です。

45秒

着陸から再離陸までのターンアラウンド時間。前の飛行のデータは交換中に転送されます。

3本

ドック内に格納できるバッテリーの最大本数。1本あたり約27分(15%→95%)で充電します。

59分

Matrice 5TDの最大飛行時間(規定の試験条件による値)。ホバリング時間は最大55分です。

即時離陸

コマンドを送ると、現場に操縦者がいなくても機体が離陸します。夜間や休日の初動対応に。実際の運用には飛行許可・承認と監視体制の整備が必要です。

最速21 m/sで現場へ

FlyToタスク時の最大飛行速度が21 m/s、その他のモードでは15 m/sです。最大運用半径10 kmの範囲で計画します。

タスクリレー

2機が交代で飛行し、一方が飛んでいる間にもう一方が待機。緊急対応時も状況把握を途切れさせません。

広い動作温度範囲

−40〜50℃の環境で動作。低温時はバッテリーを予熱し、高温時は空調を使います。防護等級はIP56です。

数値はいずれもDJIが管理された試験環境で測定した参考値です。外部環境、使用状況、ファームウェアのバージョンによって異なります。

近距離から遠距離まで、昼夜を問わず。

Dock 4の対応機体はDJI Matrice 5TD。望遠イメージング、赤外線イメージング、レーザー測距、フルカラーナイトビジョンを1台に統合しています。昼の点検、夜間の警備、測量作業まで、機体を入れ替えずに対応できます。

11倍望遠

252 mm相当の焦点距離で、400 m先の標識の細部まで。送電線点検では100 mの距離からボルトやピンレベルの欠陥を確認できます。

赤外線サーマルカメラ

解像度1280×1024(UHRモードで2560×2048)。過熱や損傷した絶縁体を可視化し、測温範囲は−40〜150℃(高ゲイン)です。

融合モード

可視光と赤外線の映像を1つの画面に重ね、構造物の輪郭と熱分布を切り替えなしで確認できます。

フルカラーの夜間性能

高フレームレートの4Kナイトビジョンで、スポットライトを点灯せずにカラー撮影。NIR補助ライトとの併用もできます。

3 kmレーザー測距

映像に距離データと座標を重ねて表示。送電線点検、救助活動、山火事の規模推定などに使えます。

最大450 gのペイロード

両側のマウントと上部マウントを同時に使用できます。スポットライト、スピーカー、パラシュートを組み合わせられます。

予想外の事態にも、備える。

ワイヤーレベルの障害物検知

回転式LiDAR、3方向のミリ波レーダー、6方向の低照度魚眼センサーを組み合わせ、夜間でも送電線などの細い障害物を検知します。ミリ波レーダーは国・地域により制限される場合があります。

パラシュート(DJI AP1)

機体上部に搭載。独立した電源と冗長構成を持ち、自動・手動の両方で展開できます。降下を緩衝し、地上の人や機材を守ります。

周辺機体の検知と警告

内蔵ADS-B・RIDレシーバーで周囲の有人航空機やRID対応機の接近を警告し、軌跡を地図に重ねて表示します。

障害物の検知と回避の性能は、環境(雲・霧・雨・雪)や障害物の材質・位置・形状によって変動します。安全システムの制限上、高速で移動する物体は回避できません。スポットライト点灯時はビジュアル障害物検知が無効になります。

設置場所の自由度を、通信から広げる。

Dock 4はDJI O4 グラウンドステーションと必ず併用します。通信機器を屋上など見通しの良い場所に分けて設置できるため、ドック本体の置き場所を柔軟に決められます。

高層建物の近くにも

屋上にO4 グラウンドステーションを設置することで信号品質が向上し、高層ビルの近くや変電所の壁沿いにもドックを設置できます。展開前の現地調査が必要です。

マルチステーション ローミング

複数のグラウンドステーションの間を、機体がチャンネルを途切れさせずに切り替えて飛行。信号の空白域を埋められます。

車載設置(2027年上半期予定)

車両が停車している間に離陸し、移動先で着陸する運用。走行中の離着陸には対応しません。公開時期と対応条件はDJIの発表をご確認ください。

現場をリアルタイムで。

低遅延ライブ配信

機体からクラウドまでの遅延を約160 msに抑え、前世代から約43%低減。実際の遅延はネットワーク環境によって変わります。

耐干渉の映像伝送

デュアル4Gモジュールと、高所に配置したO4 グラウンドステーションにより、障害物の多い環境でも安定を確保します。

高速データ転送

バッテリー交換中に、高速Wi-Fiチャネルを通じて平均約80 MB/sで飛行データをドックへ転送します。

映像伝送距離や使用できる周波数は、適用される規格と国・地域の法規制によって異なります。海外向けの最大値をそのまま国内の運用条件として扱うことはできません。一部の国・地域では4Gが利用できません。

AIとソフトウェアで、運用をひとつに。

出動の指示から現場の確認、データの後処理とレポート作成まで。DJI FlightHub 2を中心に、一連の作業をクラウド上でつなぎます。

17種類の物体をリアルタイム検知

Matrice 5TDがライブ映像に対して機体側でAI検知を実行。赤外線ホットスポット検知や、サードパーティ製のAIモデルにも対応します。

アラートから対応までを自動化

異常を検知するとSMS・メール・プラットフォーム上に通知し、スナップショット撮影、録画、追跡、ホバリングを自動で実行します。

変化検知と後処理

過去の空撮写真や3Dモデルと比較して、施設の損傷、地形の変化、新たな構造物を自動で検出し、変化レポートを作成します。

仮想コックピットとルート管理

遠隔から機体とカメラを操作し、ルート編集、タイムラインでのタスク管理、複数チャネルのライブ配信をまとめて行えます。

複数の導入形態

パブリッククラウド、オールインワン アプライアンス、オンプレミス版から選択。データの管理方針に合わせて検討できます。

既存システムとの連携

OpenAPIやFlightHub Syncを使って、社内の業務システムや外部クラウドとの接続を検討できます。対応範囲は契約形態により異なります。

機能はファームウェア、ソフトウェアのバージョン、契約プラン、利用地域によって異なります。導入前に必要な機能が使えるかをご確認ください。

現場に合わせて、必要な機材を。

Dock 4を運用するには、ドック本体と機体のほかに通信機器と電源環境が必要です。用途に応じてペイロードを足していきます。

DJI O4 グラウンドステーション

Dock 4に必須。IP67、動作温度−40〜55℃。OcuSync 4 Proの映像伝送とRTK測位、イーサネット・4G接続を担います。

DJI AP1 パラシュート

107 g。展開後の降下速度は6 m/s未満、有効展開高度は35 m以上、展開応答600 ms。都市部や人のいる場所の上空を飛ぶ計画で検討します。

AL2D スポットライト

115 g、最大40 W、IP55。夜間の捕索や点検で照明を補います。点灯中はビジュアル障害物検知が無効になります。

AS2D スピーカー

188 g、最大30 W、最大120.5 dB、有効距離400 m、IP55。空からの音声ガイダンスに使います。

アクセサリーマウント

40 g、117×126×70 mm、取付点3か所。スポットライト・スピーカー・パラシュートの同時搭載に使います。

DJI セルラードングル 2

O4 グラウンドステーションに搭載して4G回線を利用。サービス提供地域と回線契約の確認が必要です。

一部のアクセサリーは別売です。搭載物によって飛行性能や障害物検知の安全性が変わるため、アクセサリーの使用説明に従ってご利用ください。

業務から考える、導入プラン。

防災・公共安全

通報を受けて即時に出動し、地上クルーが到着する前に現場の映像を共有。初動時の状況判断を支援します。

敗地・施設の警備

定期巡回と異常検知を自動化。夜間はナイトビジョンと赤外線で、照明のない場所も確認できます。

インフラ・プラント点検

送電線や設備を定期的に撮影し、望遠と赤外線で欠陥や過熱を確認。変化検知で前回との差を見られます。

建設・地理情報

進捗の記録、写真測量、地形や構造物のモデル化に。高度120 mの条件下で空中三角測量精度10 cmとされています。

再生可能エネルギー

太陽光パネルや風力設備の可視・熱画像点検に。広い敗地を繰り返し同じルートで撮影できます。

農業・環境保全

広範囲の生育状況や水源・河川の状態を繰り返し記録し、変化を追います。

構成と費用。

DJIからは、ドックと機体、通信機器、パラシュート、予備バッテリーをまとめたコンボが提供されています。

DJI Dock 4 コンボの標準構成

DJI Matrice 5TD × 1/DJI Dock 4 × 1/DJI O4 グラウンドステーション × 1/DJI AP1 パラシュート × 1/DJI Matrice 5TD バッテリー × 4

このほかに、設置工事、電源・ネットワーク工事、FlightHub 2の契約、保守・保証の費用がかかります。スポットライトやスピーカーなどのアクセサリーは別売です。

価格・設置費用はお見積もり

機器本体の価格だけでは、実際にかかる費用は見えません。設置場所の条件、電源と通信の工事、必要なソフトウェアの契約、保守体制まで含めて、CLIMAXが構成とお見積もりを作成します。用途と現場の条件をお聞かせください。

導入の流れ

01|用途と現場を確認

対象設備、飛行範囲、頻度、成果物、担当体制を整理します。

02|設置条件を確認

電源・回線・衛星受信・O4 グラウンドステーションの設置位置・周辺障害物・保守アクセスを確認します。

03|構成と運用を設計

機材構成、ソフトウェア、アクセサリー、点検ルート、飛行許可・承認、保守体制を検討します。

04|導入後の運用支援

初期設定、操作説明、点検・更新の相談まで支援します。

仕様・技術資料

ドック、通信機器、機体を区分して掲載しています。最新の値と測定条件はDJI公式の仕様ページもあわせてご確認ください。

ドック-一般

総重量:66 kg(バッテリー・機体を除く)
寸法:カバー開 1750×640×550 mm/カバー閉 639×640×836 mm(風速計と取付ブラケットを含む)
入力電圧:AC 100〜240 V(50/60 Hz)
最大入力電力:2000 W
動作温度:−40〜50℃
防護等級:IP56
最大動作高度:5000 m
収容機数:1機
最大着陸風速:12 m/s
空調:コンプレッサー式(動作電圲48 V DC)
雷保護:ACポート 20 kA/イーサネットポート 10 kA

ドック-充電・バッテリー交換

充電方式:バッテリー交換+ワイヤレス充電
バッテリー交換時間:25秒未満(カバー全閉から交換完了まで)
ターンアラウンド:45秒未満(着陸から再離陸まで)
格納バッテリー最大数:3本
同時充電チャンネル数:2
出力電圧:15〜25.8 V DC(チャンネルあたり)
充電時間:約27分(1本あたり、15%→95%、25℃)
バックアップ電源:ドック内の機体バッテリーから給電(12138 mAh/21.42 V)、1本あたり約4.5時間。停電時は充電・空調・風速計加熱が停止します。

ドック-通信・センサー・カメラ

映像伝送:高速Wi-Fi(2.4 GHz帯・5.7 GHz帯、国・地域ごとに送信出力上限が異なる)、DJI O4 Enterprise強化映像伝送(O4 グラウンドステーション経由)
ネットワーク:有線はEthernet(O4 グラウンドステーション接続が必要)、4GはDJI セルラードングル 2 が必要
センサー:風速、降雨、外気温、庫内温度、庫内湿度
セキュリティカメラ(外部・内部):1920×1080、FOV 151°、白色補助ライト
対応ソフトウェア:DJI Enterpriseアプリ、FlightHub 2、FlightHub 2 オンプレミス版、FlightHub Sync、DJI クラウドAPI

DJI O4 グラウンドステーション

寸法/重量:170×170×352 mm/2.68 kg
動作温度:−40〜55℃(PoE直結時)
防護等級:IP67
GNSS:GPS、BDS、Galileo、GLONASS、QZSS、L-Band
測位精度(RMS):水平 1.0 cm+1 ppm/垂直 3.0 cm+1 ppm
映像伝送:OcuSync 4 Pro(外部指向性アンテナ×4、内部×8、4Gアンテナ×2)
ネットワーク要件:上り・下りとも20 Mbps超(推奨40 Mbps超)、遅延100 ms以下
イーサネットケーブル:Cat 6以上の屋外用防水ケーブル、最大80 m
消費電力:最大65 W(加熱含む)/通常 17.1 W/低電力モード 7 W
内蔵バックアップバッテリー:3250 mAh(23.4 Wh)、停電時約45分

機体-DJI Matrice 5TD(一般・飛行)

重量/最大離陸重量:2600 g/3050 g
寸法/対角軸間距離:393×477×230 mm(プロペラ除く)/549 mm
最大水平速度:21 m/s(FlyTo時のみ、他のモードは15 m/s)
上昇・下降速度:各 6 m/s
耐風性:12 m/s
最大飛行時間/ホバリング時間:59分/55分
最大運用半径/最大飛行距離:10 km/53 km
最大離陸高度:6500 m(ペイロードなし)/4500 m(フル積載)
防護等級/動作温度:IP55/−40〜50℃
ホバリング精度:RTK時 水平±0.02 m・垂直±0.04 m
バッテリー:12138 mAh/21.42 V(6S)、260 Wh、925 g、サイクル寿命400回

機体-カメラ・センサー・アクセサリー

広角カメラ:1/0.98型 50 MP、f/1.8、FOV 85.7°
中望遠カメラ:1/1.28型 50 MP、f/2.88、FOV 35°
望遠カメラ:1/1.5型 50 MP、f/2.8、FOV 9.7°、デジタルズーム16×(ハイブリッド176×)
赤外線サーマルカメラ:1280×1024(UHR時 2560×2048)、30 Hz、測温 −40〜150℃(高ゲイン)/0〜550℃(低ゲイン)
動画/写真:H.265、4K・FHD 30fps、40 Mbps/最大 8192×6144、JPEG
ジンバル:3軸機械式(チルト −90〜+90°)
レーザー距離計:垂直入射 3000 m、斜め 1200 m
センシング:全方位両眼カラービジョン、水平回転LiDAR(水平360°・垂直59°、940 nm、Class 1)、下向き3D赤外線(0.3〜8 m)、前後上下のmm波レーダー(前方最大40 m、上下最大20 m)
アクセサリー:AL2Dスポットライト(115 g、最大40 W)、AS2Dスピーカー(188 g、最大30 W、最大120.5 dB、有効距離400 m)、AP1パラシュート(107 g)、アクセサリーマウント(40 g)

記載の値は、量産品のDJI Dock 4とDJI Matrice 5TDを使い、管理された試験環境で測定されたものです。外部環境、使用状況、ファームウェアのバージョンによって異なる場合があります。一部の機能は国・地域によって利用できないか、制限される場合があります。

導入前によくある質問

Dock 4だけで飛行できますか?

いいえ。対応機体のDJI Matrice 5TD、通信を担うDJI O4 グラウンドステーション、運用ソフトウェア(FlightHub 2など)、電源とネットワーク環境がそろってはじめて運用できます。O4 グラウンドステーションは必須です。

Dock 3とは何が違いますか?

大きな違いはバッテリー交換です。Dock 3は充電してから再出動しますが、Dock 4はドック内の予備バッテリーと自動で交換し、着陸から再離陸までが短くなります。対応機体も異なり(Dock 3はMatrice 4D/4TD、Dock 4はMatrice 5TD)、Dock 4はO4 グラウンドステーションの併用が前提です。

Matrice 4D/4TDを格納できますか?

Dock 4の対応機体はDJI Matrice 5TDです。現在お使いの機体や今後の追加については、運用計画と合わせてご相談ください。

無人で自動に飛ばせて良いのですか?

機器が自動運用に対応していても、実際の飛行には航空法に基づく許可・承認が必要です。目視外飛行や立ち入りが管理されていない場所の上空を飛ぶ場合は、要求される条件が増えます。CLIMAXでは、設置条件とあわせて申請の進め方もご相談いただけます。

海外向けの伝送距離を日本で使えますか?

使えません。映像伝送距離や使用できる周波数は、適用される規格(日本はMIC)によって異なります。海外向けの最大値をそのまま国内の運用条件として扱うことはできません。

保守や保証はどうなりますか?

ドック、機体、周辺機器それぞれに保証と保守の条件があります。DJI Care Enterprise Plus などのサービス内容は国・地域によって異なるため、導入時に内容を確認してご案内します。

掲載の写真・動画はDJI公式素材です。機能はファームウェア・ソフトウェアのバージョンや利用地域によって異なります。最新の情報はDJI公式サイトもあわせてご確認ください。

遠隔運用を、現場で使える仕組みに。

機体を選ぶだけでなく、設置・通信・データ活用・申請・保守まで。実際の業務を伺って、熊本から導入を支援します。