DJI TRANSMISSION スタンダードコンボ
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同梱物 | ※同梱物はメーカー都合により変更となる場合があります。 最新情報はメーカー公式オンライストアの各商品ページにてご確認ください。 |
販売価格 | 317,460円(税込) |
【製品紹介】
DJIの空撮用の映像伝送技術をもとに生まれたDJI Transmissionは、映像レシーバー、モニター、コントローラー、レコーダーを
組み合わせた一体型ソリューションを提供します。
Roninシリーズ製品やDJI Master Wheelsとの使用を想定して設計されているため、完全に統合された画期的な伝送性能を発揮し、映像業界に革新をもたらします。
2種類のコンボで、広がる使い方
DJI Transmission(スタンダード コンボ)が新登場!DJI Transmissionシリーズは、高輝度モニター コンボとスタンダード コンボの2種類になり、様々な撮影シナリオのニーズにあったものをお選びいただけます。
DJI Transmission
(スタンダード コンボ)
DJI 映像トランスミッターとDJI 映像レシーバーを同梱。
このコンボは、長距離かつ低遅延の伝送を実現し、制作モニターと使用する場合に、特に適しています。また、フラクショナル フレームレートでの映像出力に対応したことに加えて、SDI経由でメタデータの伝送にも対応しています。
DJI Transmission
(高輝度モニター コンボ)
DJI 映像トランスミッターとDJI 高輝度遠隔モニターを同梱。
レシーバー/モニター/録画/制御機能を統合した総合的撮影ソリューションです。幅広いDJI PROエコシステムにより、大規模撮影において、より効率的に撮影を行えます。
伝送性能
HDライブ映像を長距離伝送
DJI Transmissionは、O3 Pro映像伝送技術を採用し、最大伝送距離6 km[1]の地上伝送を実現します。また、最大ビットレート40Mbpsでの1080p/60fps動画伝送や16-bit 48 kHzでのライブ音声モニタリングに対応。スケールの大きな撮影現場でも、高品質の映像・音声遠隔モニタリングを可能にします。
終点間の超低遅延伝送
映像トランスミッターとレシーバー内蔵の遠隔高輝度モニターには、DJI Ronin 4Dと同じチップが採用されています。接続性能が最適化され、ALEXA Mini LFのようなシネマカメラとペアリングする時でも、終点間の超低遅延伝送を実現します。
シームレスな自動周波数ホッピング
O3 Pro映像伝送技術は、従来の2.4 GHzと5.8 GHzの周波数帯に加え、DFS(動的周波数選択)*を追加。最大23チャンネルから選べるので、プロの撮影クルーは、現地の規制を遵守した、干渉のない伝送チャンネルを利用できます。また、DJI Transmissionは、3種類の周波数帯間の自動周波数ホッピングに対応し、電磁環境を自動的にスキャンして、最適な無線チャンネルに切り替えます。
さらに、内蔵の周波数掃引ツールを使って、最適なチャンネルを手動で選択して、デバイス間の干渉を回避することもできます。
1つのトランスミッターから複数同時受信
高輝度遠隔モニターと映像レシーバーは、共に、1つのトランスミッターから複数のレシーバーへ映像と音声を伝送することができ、2種類の伝送モードで利用できます。
デフォルトの配信モードでは、受信レシーバー数の上限がなく、現場で照明、美術、メイクアップを担当する複数のチームで撮影を行う場合など、リアルタイムでモニタリングするのに便利で、効率性を高めます。同様に、ライブ映像のビットレートと入力映像のビデオ コーデックをリアルタイムで表示できます。
モニタリングするカメラ インデックスを切り替えたい場合、伝送チャンネルを確認する必要はなく、単純に該当するインデックスを選択するだけでよく、撮影効率を大幅にアップすることができます。
DJI Master Wheelsや他の制御デバイスを接続するには、高輝度遠隔モニターもしくは映像レシーバー上で制御モードを選択して、映像トランスミッターとリンクします。
次に、Ronin 2、RS 3 Pro、およびカメラのフォーカス調整は、最大2台のレシーバー側で遠隔操作することができ、配信モードで接続された他のデバイスには影響しません。
加えて、映像レシーバーは、リアルタイムでの1対1長距離音声伝送が可能なボイスコールに対応し、撮影監督、ディレクター、クライアントとのシームレスなコミュニケーションを実現します。
多様な設定が可能
メタデータの伝送
DJI 映像レシーバーは、SDI経由のカメラ メタデータ伝送に対応しています。ARRIやREDなどの主要なシネマカメラと併用すると、ファイル名、タイムコード、記録トリガー、カメラ設定(シャッター速度、ISOなど)、レンズ情報(絞り、焦点距離)などの情報を、レシーバーからモニターやQTAKEに伝送でき、ディレクター、映像作家、デジタイメージング テクニシャンたちは撮影の詳細情報を現場で受け取れます。
暗号化された安全な映像伝送
DJI Transmissionは、安全性の高いペアリング機能とAES 256-bit暗号化技術に対応し、ユーザー情報への不正アクセスを防ぎます。また、DJIが独自開発したチップと伝送プロトコルにより、DJI Transmissionは非常に高い安全性を確保し、撮影した映像を保護します。
モニタリング体験
従来のモデルと異なり、DJI 高輝度遠隔モニターは、レシーバー機能が内蔵されているため、携帯性が向上し、効率的にセットアップでき、どんな撮影現場でも素早く撮影を開始できます。
遠隔モニターには、Ronin 4Dと同じ画像処理チップが内蔵されています。これにより、遠隔モニターはモニタリング以外にも様々な機能に対応し、一台でレシーバー、コントローラー、レコーダーの役割も果たし、撮影の効率性を高めています。
高輝度遠隔モニターは、7インチの広色域タッチ画面を搭載し、最大輝度は1500ニトを誇ります。強化ガラスを使用したスクリーンプロテクターとプロ向けモニターフードが同梱され、非常に明るい照度環境下でも、豊富で忠実な色合いを表示します。
1920×1200の解像度を持つ画面は、オンスクリーンディスプレイ (OSD)機能に対応し、撮影パラメーターのような視覚詳細情報を表示するため、必要な情報に簡単にアクセスでき、シームレスなモニタリングを実現します。
高輝度遠隔モニターには、セーフティゾーン、フレームガイド、ゼブラストライプ、フォルスカラー、ピーキング、ウェーブフォームといったサポートツールが搭載され、2回タップするだけでズームを制御し、モニターのカラー キャリブレーション、カスタム 3D LUTも使用することができ、正確な構図、露出、焦点調整を行えます。
独立した録画・再生機能
高輝度遠隔モニターには、microSDカードスロットが搭載され、1080p/60fpsまでのH.264ライブ映像の独立した録画や再生が可能です。遠隔モニターは、カメラと同期しながら録画の開始・停止を自動で行い、撮影現場で簡単にプロキシファイルを編集できます。複数の遠隔モニターを併用する場合は、他のモニターを干渉することなく、各モニターで別々に映像を録画したり、再生したりすることができます。
幅広い制御オプション
モーションコントローラー
高輝度遠隔モニターはジャイロセンサーを内蔵しているため、アクセサリーを追加しなくても、単独でモーションコントローラーとして使用でき、Ronin 2やRS 3 Proを制御することが可能。これにより、動いている車での撮影やジブを使った撮影などで、より複雑なカメラワークに対応できます。
Ronin 4D ハンドグリップに対応
高輝度遠隔モニターには拡張用保護フレームがあり、様々なアクセサリーを取り付けられます。Ronin 4D ハンドグリップ[2]をモニターに取り付けると、ジョイスティックでRonin 2やRS 3 Proのジンバル制御、フォーカスホイールを使ったフォーカス調整、絞りやシャッター、ISOなどのカメラパラメーターの調整が可能です。また、録画ボタンで録画の開始・停止も操作でき[3]、Ronin 4Dと同じような撮影を体験できます。
DJI Master WheelsやDJI Force Proに対応
映像レシーバーと高輝度遠隔モニターは、どちらもDJI Master Wheels [4]と一緒に使用することができ、Ronin 2もしくはRS 3 Proを使用時に、より高度なジンバル操作を実現します。このシナリオでは、DJI Transmissionを介して、オリジナルのデバイスが制御信号を直接伝送し、DJI Master Wheelsにアンテナを追加で取り付ける必要はありません。これにより、伝送性能が3倍強化され、信号の伝送範囲、安定性、耐干渉性が向上しています。
DJI LiDAR レンジファインダー (RS) - DJI Transmission ケーブルハブ
DJI LiDAR レンジファインダー (RS) - DJI Transmission ケーブルハブを使用して、DJI 映像トランスミッターをDJI LiDAR レンジファインダー (RS)やDJI RS フォーカスモーター (2022)に接続でき、独立したフォーカス調整やモニタリングを体験できます。RS 3 Proと接続することなく、レンズキャリブレーションやマニュアルレンズでのオートフォーカスを実現します。Ronin 4D ハンドグリップと接続すると、LiDARウェーブフォームで精密なマニュアルフォーカスを行うことができます。
加えて、DJI RS 3 Proと接続すると、安定化機能、遠隔モニタリング、ジンバル制御、LiDARフォーカスが統合された完全な撮影ソリューションをもたらします。
ミラーリング操作モード
RS 3 Proがジブ、ケーブルカム、車体に取り付けられている時、ミラーリング操作モード[5]を使えば、撮影現場のどこからでも、Sony製ミラーレスカメラのメニューを遠隔操作することができます。
ポート&電源供給
* DFS周波数帯を使用する時は、現地の法律や規制を遵守してください。
1. 制御モード(配信モードをオフ)を使用し、FCCに準拠した、干渉のない標準的な環境で測定。(日本国内:4 km)
2. 別売になります。
3. カメラ制御ケーブルが必要です。対応カメラモデルの詳細は、対応カメラ一覧を確認してください。
4. 別売になります。
5. 対応のカメラモデルは、公式サイトのスペックページで確認してください。
6. これらの機能を使用するためには、追加アクセサリーを別途購入する必要があります。
【同梱物】
【スペック】
重量 | 約350 g(アンテナ除く) |
サイズ | 127×87×26 mm(長さ×幅×高さ、アンテナを除く) |
動作周波数 | 周波数帯 |
非DFS周波数帯: | |
2.4000~2.4835 GHz | |
5.150〜5.250 GHz | |
5.725〜5.850 GHz | |
DFS周波数帯: | |
5.250〜5.350 GHz | |
5.470〜5.725 GHz | |
5.725~5.850 GHz | |
現地の法規制により、一部の国・地域では、5.1/5.2/5.8 GHz周波数帯が使用できない、または、5.1/5.2 GHz周波数帯が屋内でのみ利用可能である場合があります。詳細については、現地の法律や規制を確認してください。5.600〜5.650 GHzは使用しません。(日本国内では、5.8 GHz帯は使用不可) | |
伝送電力 (EIRP) | 2.4000~2.4835 GHz: |
<33 dBm (FCC) | |
<20 dBm (SRRC/CE/MIC(日本)) | |
5.725〜5.850 GHz: | |
<33 dBm (FCC) | |
<14 dBm (CE) | |
<23 dBm (SRRC) | |
最大帯域幅 | 40 MHz |
最大ビットレート | 40 Mbps |
消費電力 | 9 W |
電源電圧 | 6 ~ 18 V |
出力電圧 | 出力ポート:6 ~ 18 V |
動作時間 | 3時間50分 |
WB37インテリジェント バッテリーが完全に充電された状態で、DJI映像トランスミッターを使用し、室温25℃の環境でテストした測定値です。 | |
出力動画フォーマット | DJI映像トランスミッター使用時: |
1080p:23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60fps | |
720p:50/59.94/60fps | |
Ronin 4D使用時: | |
1080p:24/25/30/48/50/60 fps | |
入力音声フォーマット | SDI(エンベデッド対応)、HDMI(エンベデッド対応) |
出力音声フォーマット | PCM |
映像伝送システム | O3 Pro |
映像伝送遅延 | 70 ms |
1080p/60fps動画を撮影時に測定。 | |
動画コーディング形式 | H.264 |
最大伝送距離 | 6 km (FCC) |
4 km (CE/SRRC/MIC(日本)) | |
障害物や電波干渉のない、開けた環境で測定された値です。 | |
動作環境温度 | -10℃~45℃ |