ZENMUSE L2
商品説明 | 対応機種:MATRICE 300 RTK(DJI RC Plusが必要) MATRICE 350 RTK |
取扱説明書 | 下記よりダウンロード ZENMUSE L2 ダウンロードページ |
販売価格 | お問い合わせください。 |
【製品紹介】
Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地形データを取得できる、より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。DJI Terraと併用すると、3Dデータ収集や高精度の後処理を実現するタ
ーンキーソリューションとなります。
統合されたLiDARソリューション
パワフルなハードウェア性能により、L2では、検知範囲がさらに広がり、点群情報をより早く取得でき、複雑な対象物でも高い精度でスキャンできます。動作中、ユーザーは現場で点群モデルのプレビュー、再生、処理を行うことができます。
また、DJI Terraは、タスク品質レポートを生成でき、シンプルなワンストップソリューションを提供し、業務全体の効率を高めます。これにより、一つの環境で後処理を行え、高精度の点群データを取得することができます。
高レベルの精度
GNSSと独自開発の高精度IMUを組み合わせ、今回、垂直精度4cm、水平精度5cmという高精度のソリューションを実現しています [1]。
並外れた効率性
電源を入れるとすぐに業務を開始でき、一度の飛行で2.5 km2 のエリアから地形データとRGBデータの両方を収集することができます [2]。
直感的な操作
Matrice 350 RTKとDJI Terraを連携し、L2は、シンプルな操作性で手軽に運用できるターンキーソリューションを実現しています。
検知範囲30%向上 [5]
L2は、250 m(反射率10%、100 klx)[3]と450 m(反射率50%、0 klx)[3]の範囲で検知できます。現在、標準動作高度は150 mまで伸び、業務の安全性と効率性が著しく向上しています。
より小さいレーザースポットサイズ、より高い点群密度
5リターン対応
高密度植生エリアでは、L2は、葉の下まで透過し、より多くのグラウンドポイントを捉えることができます。
実効点群率:240,000点/秒
2種類のスキャンモード
フレームベース設計
高精度IMUシステム
向上した精度
方位精度(ヨー)[6]
リアルタイム:0.2°、後処理:0.05°
姿勢精度(ピッチ/ロール)[6]
リアルタイム:0.05°、後処理:0.025°
ウォーミングアップ不要のIMU
RGBマッピングカメラ
4/3型 CMOS、メカニカルシャッター
ピクセルサイズが3.3 μmと大きくなり、有効画素も20 MPに到達。これにより、全体の映像性能が大幅に向上し、より細部まで豊かで、現実に忠実な色合いの点群を表示することができます。写真撮影の最小間隔は、0.7秒まで高速化しています。マッピングカメラのシャッター寿命は最大20万回で、運用コストが大幅に低減されています。点群データ収集が必要ない場合でも、RGBカメラで写真や動画を撮影したり、可視光マッピング用に画像を収集することもできます。
最適化された運用体験
多様な種類の飛行ルート
ウェイポイント、エリア、飛行帯の3種類のルートに対応し、さまざまな環境で測量ミッションを対応できます。
点群ライブビュー
運用中、DJI Pilot 2は、RGB、点群、点群/RGBの2画面表示の3種類の表示モードに対応し、より直感的な方法で業務を遂行することができます。RNGのアクティベーション(レーザー距離計)をオンにすると、LiDARモジュールとFOVの中心にある対象物の間の距離情報にアクセスでき、飛行安全性が向上します。また、反射率、高さ、距離、RGBのリアルタイム点群カラーコーディングに対応しています。
点群モデルの再生とマージ
オペレーション後は、直接、アルバムの中で3D点群モデル [7]を表示することができます。複数回の飛行より作成した3D点群モデルはマージでき、現場で、オペレーションの品質を判断することができます。
タスク品質レポートの自動生成
点群データを収集後、DJI Pilot 2アプリはタスク品質レポートを自動生成します [8]。これにより、現場でオペレーションの結果をリアルタイムで確認できるため、問題があった場合には素早く対応でき、不安のないフィールドワークを実現しています。
PPKソリューション
複雑なオペレーション環境では、干渉、映像伝送の接続切断などの問題により発生するRTKデータの消失を事前に避けるために、RTKベースステーションをセットアップできます。オペレーション後、オリジナルのファイルをDJI Terraにインポートし、PPK(後処理キネマティック)プロセスを使用して、高精度のモデルを再構築します。
DJI Terra上でワンクリック一括処理
DJI Terraに点群データをインポートすると、効率的で信頼度の高いワンストップ後処理を実現します。点群の軌跡計算と精度の最適化後、一回クリックするだけで、標準フォーマットの3D点群モデルを生成します。DJI Terraでグラウンドポイントの種類を分類後、DEMデータを出力できます。[精度コントロール/チェック]機能を使用して、点群の品質を分析できます。
適用シナリオ
【スペック】
一般 | |
製品名 | Zenmuse L2 |
サイズ | 155×128×176 mm(長さ×幅×高さ) |
重量 | 905±5 g |
電力 | 28 W(標準) |
58 W(最大) | |
IP等級 | IP54 |
対応する機体 | Matrice 300 RTK(DJI RC Plusが必要) |
Matrice 350 RTK | |
保管環境温度 | -20℃~60℃ |
システム性能 | |
検知範囲 | 450 m @反射率50%、0 klx |
250m @反射率10%、100 klx | |
標準的なデータとなります。レーザー光線の直径より大きいサイズの平面対象物に対して直角に入射し、大気の可視性が23 kmの環境で測定。低照度環境では、レーザー光線は最適な検知範囲を確保できます。レーザー光線が2つ以上の対象物に当たった場合は、レーザーの総伝送電力はそれぞれに分散されるので到達可能範囲は短くなります。最大検知範囲は500 mです。 | |
点群率 | シングルリターン:最大240,000点/秒 |
マルチリターン:最大1,200,000点/秒 | |
システム精度 | 水平:5 cm @150 m |
垂直:4 cm @150 m | |
DJIのラボ環境にて、以下の条件下で測定:Zenmuse L2をMatrice 350 RTKに取り付け、電源をオン。DJI Pilot 2のエリアルートを使用し、飛行ルートを計画。(IMUのキャリブレーションが有効) RTKがFIX状態で、反復スキャン方式を使用。相対高度150 m、飛行速度15 m/s、ジンバルピッチ-90°、飛行ルートの各直線部は1500 m以下に設定。このフィールドには、明確な角度の特徴を持つオブジェクトが含まれており、拡散反射モデルに準拠した、露出した硬質地盤上のチェック ポイントが使用されていました。点群精度 最適化を有効にして、DJI Terraは後処理に使用されました。点群精度 最適化が無効の状態で同じ条件下で測定した場合、垂直精度は4 cmで、水平精度は8 cmです。 | |
リアルタイム点群カラーコーディング | 反射率着色; 高低差着色; 距離着色、RGB |
LiDAR | |
測距精度 (RMS 1σ) | 2 cm @ 150 m |
150 m離れた反射率80%の対象物を使用して、25℃の環境温度での測定値です。実際の環境は試験環境と異なることがあります。上記の数値はあくまでも参考値です。 | |
対応最大リターン | 5 |
スキャンモード | 非反復スキャンパターン、反復スキャンパターン |
FOV | 反復スキャンパターン:水平 70°、垂直 3° |
非反復スキャンパターン:水平 70°、垂直 75° | |
最小検知範囲 | 3 m |
レーザービーム発散角 | 水平 0.2 mrad、垂直 0.6 mrad |
半値全幅 (FWHM) の条件で測定。0.6 mradは、距離が100 m増加するごとにレーザービームの直径が6 cm拡大することを意味します。 | |
レーザー波長 | 905 nm |
レーザースポット サイズ | 水平 4 cm、垂直 12 cm @ 100 m (FWHM) |
レーザーパルス放射周波数 | 240 kHz |
レーザーの安全性 | クラス1(IEC 60825-1:2014) |
被ばく放出限界 (AEL) | 233.59 nJ |
参考絞り | 有効絞り:23.85 mm(円形と同等) |
5ナノ秒以内での最大レーザーパルス放射出力 | 46.718 W |
慣性航法システム | |
IMU更新頻度 | 200 Hz |
加速度計の範囲 | ±6 g |
角速度計の範囲 | ±300 dps |
方位精度(ヨー) (RMS 1σ) | リアルタイム:0.2°、後処理:0.05° |
DJIのラボ環境にて、以下の条件下で測定:Zenmuse L2をMatrice 350 RTKに取り付け、電源をオン。DJI Pilot 2のエリアルートを使用し、飛行ルートを計画。(IMUのキャリブレーションが有効) RTKはFIX状態。相対高度150 m、飛行速度15 m/s、ジンバルピッチ-90°、飛行ルートの各直線部は1500 m以下に設定。 | |
姿勢精度(ピッチ/ロール) (RMS 1σ) | リアルタイム:0.05°、後処理:0.025° |
DJIのラボ環境にて、以下の条件下で測定:Zenmuse L2をMatrice 350 RTKに取り付け、電源をオン。DJI Pilot 2のエリアルートを使用し、飛行ルートを計画。(IMUのキャリブレーションが有効) RTKはFIX状態。相対高度150 m、飛行速度15 m/s、ジンバルピッチ-90°、飛行ルートの各直線部は1500 m以下に設定。 | |
水平位置精度 | RTK FIX:1 cm + 1 ppm |
RTK測位精度 | RTK FIX:1.5 cm + 1 ppm |
RGBマッピングカメラ | |
センサー | 4/3型CMOS、有効画素数:20 MP |
レンズ | FOV:84° |
焦点距離:24 mm(35mm判換算) | |
絞り:f/2.8〜f/11 | |
焦点:1 m 〜 ∞(オートフォーカス時) | |
シャッター速度 | メカニカルシャッター:2〜1/2000秒 |
電子シャッター:2〜1/8000秒 | |
シャッター寿命 | 200000 |
画像サイズ | 5280×3956 (4:3) |
静止画モード | シングル撮影:20 MP |
タイマー撮影:20 MP | |
JPEG タイマー間隔:0.7/1/2/3/5/7/10/15/20/30/60秒 | |
RAW/JPEG + RAW タイマー間隔:2/3/5/7/10/15/20/30/60秒 | |
動画コーデック&解像度 | H.264 |
4K:3840×2160@30fps | |
フルHD:1920×1080 @30fps | |
ISO | 動画:100〜6400 |
写真:100~6400 | |
動画ビットレート | 4K:85Mbps |
フルHD:30 Mbps | |
対応ファイルシステム | exFAT |
静止画フォーマット | JPEG/DNG(RAW) |
動画フォーマット | MP4 (MPEG-4 AVC/H.264) |
ジンバル | |
安定化システム | 3軸(チルト、ロール、パン) |
角度ぶれ範囲 | 0.01° |
取り付け | DJI SKYPORT (着脱式) |
機械的可動範囲 | チルト:-143° 〜 +43 |
パン:±105° | |
* 構造的な限界を意味します。操作可能範囲ではありません。 | |
操作可能範囲 | チルト:-120°〜+30° |
パン:±90° | |
オペレーションモード | フォロー/フリー/再センタリング |
データストレージ | |
Rawデータストレージ | 写真/IMU/点群/GNSS/キャリブレーションファイル |
点群データストレージ | リアルタイムのモデリングデータストレージ |
対応microSDカード | microSD:連続書込速度50 MB/s以上かつUHS-I スピードクラス3以上、最大容量:256 GB 推奨microSDカードを使用してください。 |
推奨microSDカード | Lexar 1066x 64GB U3 A2 V30 microSDXC |
Lexar 1066x 128GB U3 A2 V30 microSDXC | |
Kingston Canvas Go! Plus 128GB U3 A2 V30 microSDXC | |
Lexar 1066x 64GB V30 A2 microSDXC | |
後処理 | |
対応ソフトウェア | DJI Terra |
データフォーマット | DJI Terraは、以下の形式の点群モデルのエクスポートに対応。 |
PNTS/LAS/PLY/PCD/S3MB |
※記載の数値に誤差が生じる場合があります。
※製品の仕様は予告なく変更になる場合があります。